見積もりのチェック項目
探偵興信所から出される調査料金の見積もりの中で、確認するべき項目は下記の通りです。各項目事の料金をチェックしましょう。調査目的によって料金見積りは異なることがありますので、調査を必要とする理由も詳しくお聞かせいただくことが重要です。
『探偵興信所(社)はじめての探偵興信所依頼のサポート』から引用(詐欺被害調査機関)
着手金
着手金とは依頼申し込みの際に、調査前に支払う依頼料(前払い分)をいいます。
通常、探偵興信所ではこの着手金が支払われてから調査を行います。すべての料金が後払い制の探偵興信所では着手金が無い場合もあります。
基本料金
調査基本料金とは調査依頼の基本となる依頼料をいいます。単純調査(簡単な調査)依頼では、この基本料金のみで受けることができる案件もあります。調査基本料金はそれぞれの探偵興信所によって設定が異なるため、基本料金にはどのようなサービスが含まれるのか確認が必要です。
事前調査(予備調査)料金
事前調査(予備調査)料金とは、調査依頼お申し込み~本調査を開始するまでの間に、依頼者からの情報整理、調査の企画、調査現場の事前確認、機材や車両の準備等にかかる費用をいいます。失敗無くスムーズに調査を行うためには、この予備調査(事前調査)が重要だともいえます。
調査の延長料金単価
延長料金とは、基本料金内の調査を延長する際の料金をいいます。例えば行動調査で5時間調査を依頼した場合、5時間以上の調査をする場合に、任意(依頼者確認後)にて継続することが可能です。重要な場面では、調査時間を延長することで証拠を収集することが可能となります。基本調査料金の範囲内で結果が得られる場合には延長調査は必要ありません。
調査に必要な車両費
車両費とは、調査上車を必要とする際に使用する車両にかかる費用をいいます。調査対象者が車移動である場合や普段徒歩移動をする調査対象者であっても、タクシー移動、バス移動、レンタカーの使用などが考えられる場合には調査車両が必要となります。
調査に必要な機材費
機材費とは、調査にて使用する機材(撮影用の特殊カメラ・広域無線機類・車両追尾用電子機器等)にかかる費用をいいます。調査現場では、対象者の行動内容や関係する建物・人物などを調査用の特殊カメラで随時、撮影記録を行います。依頼者目線で調査を行い撮影することで、より正確に事実をお知らせすることが可能となります。その他、無線類、追尾用機材等は、難易度の高い調査には必要性が高く、確実な調査を行うために必要な探偵興信所の必須アイテムといえます。
調査員人数による人件費
調査員人数による人件費とは、調査に必要であろう調査員の人数によって異なる人件費のことをいいます。調査員人数によって費用が異なる料金システムは探偵興信所によって様々ですが、通常行動調査1案件に対し調査員人数は2~3人が相場です。難易度の高い調査案件である場合は4~5名以上、単純調査(簡単な調査)の場合は1名で調査を行うこともあります。
調査中にかかる諸経費
調査諸経費とは、調査中にかかる交通費(電車賃・バス代・高速代等)や燃料費(車両使用した場合)や潜入費(対象者が入った飲食店代やホテル代等)をいいます。諸経費は調査対象者の行動内容によって変動するため、調査当日になってみないとわかりません。ただし、対象者が事前情報とは違う動き(例:突然飛行機で長距離移動)などがある場合、その時点で調査現場から依頼者へ追尾確認の連絡を入れることが通例となります。
調査結果に対する成功報酬
成功報酬とは、依頼した案件の結果が判明(成功)した場合のみに支払う依頼料をいいます。例えば、人探し行方調査の依頼などでは、調査対象者を発見することで成功報酬金を請求することになります。また探偵興信所によってはこの成功報酬を浮気調査にも適用している場合もありますが、浮気の証拠収集を成功報酬の対象とする考え方は、成功の定義を見出すことが難しいため、後になってトラブルになる可能性もあるため注意が必要です。
その他
そのほかにも、探偵興信所によっては独自の料金項目がある場合もありますので、確認が必要です。